自分が分かる本

『生きがいの創造』

一般的に、「死後の生命」や「生まれ変わり」について書いた本は、本物と思える本からあやしいと思える本まで多数出版されています。
例えば、このホームページでも扱っている「モーゼズの霊訓」「シルバーバーチの霊訓」などはその類に入ります。

しかし、これらの本は、いわゆる学者が書いた本ではありません。
この「生きがいの創造」の面白いところは、宗教観や哲学の観点から興味を持って研究したのではなく、飯田先生が自分の専門分野である経営学、つまり企業の経営に大きな影響を及ぼす人間の「生きがい」について追求した結果できた本だという点にあります。
このことに関して、「生きがいの創造」から一部を抜粋してみましょう。

本書は、「死後の生命」や「生まれ変わり」のしくみに関する科学的研究の成果をわかりやすく整理してご紹介し、それらの研究から得られる知識を活用することによって、私たちの人生観がどのような影響を受け、日々の生活がいかに素晴らしいものへと変わるだろうかということについて考える、新しい観点からの「いきがい論」です。   
したがって、本書の目的は、「死後の生命」や「生まれ変わり」の存在そのものを証明することではありません。

さすがに学者ですね。自分の研究分野、「いきがい」という観点に限定していますね。この研究成果は、宗教や哲学の研究ではないのですからと。
こんなに、宗教的観点から書いたのではないと強調しても、それでも、宗教の話ではないかという、うるさい人もいたそうですが───。

それから、この本は飯田先生が自分で考えて書いたものではなく、このテーマに関して世界中にある文献や事例から引用し、自分の専門分野からみた説明を加え、生きがいの向上に役立つようにまとめあげたのだということです。
さらに、この本では科学的手法で証明されたものだけをデータとして扱っていることを強調しています。

本書では、できるだけ学術的かつ客観的な立場を守るために、名の通った大学の教官、博士号を持つ研究者や臨床医の研究を中心に引用しています。

このように様々な事例を調べた結果、

人間の生きがいの源泉は、人生の意味、人生の目的、今の人生と死後の世界との関係を知ることにあり、これらを知ることがその人の人生観に影響し、その後の人生をより充実したものにすることができる

という結論になったというわけです。

つぎに、彼が経営学者として今まで専門的に研究し、実施してきた方法だけでは、本当の意味での「生きがい」を見つけ、労働意欲をかき立てることができない、つまり根本的な意味での経営改善に役立たないということも書いています。
やっぱり、根本的なことを解決しなければ、いくら表面的なテクニックを使っても、解決にはならないということですね。

この点に関しては、以下のように書いています。

最近、私は経営者や管理職の方々が、ある共通した問題意識を抱いていらっしゃることに気づきました。それは、労働意欲を高めるさまざまな方法を行ってみたが、どれも表面的な技法にすぎないために、せいぜい一時的に、社員に仕事が好きになった錯覚を与えただけではなかったのか」という心配でした。そのため、彼らは、どうにかして社員や部下の価値観をもっと深いところからゆさぶり、これまでの考え方を根底からくつがえすことによって表面的な「働きがいの向上」にとどまらない、本質的な変化を生じさせたいと考えていらっしゃるのでした。

そこで、ある特殊な情報についておそるおそる話をしてみることにしました。するとその情報を伝えた人々が、目を丸くして、時には涙を浮かべながら、真剣に聞き入ってくれ始めたのです。

その特殊な情報、それこそが、本書でこれからご紹介する「死後の生命」や「生まれ変わり」の仕組みについての近年の科学的な研究成果の内容でした。

このように、一般の人にとっては特殊な情報、この情報は昔の日本人にとっては特殊なものではなかったという説もあります。それはさておいて、西欧文明に侵された現代の日本人でも、このような情報に関心を持つ人が増えてきているということは、喜ばしいことだと思います。
そして、このような内容の本が、ベストセラーになるということ自体が非常に画期的なことであり、いかに今までの価値観、生き方に疑問を抱いている人が多いかということの証だと思います。                        
最後に、この本の目次を紹介しておきます。
関心がある人はぜひ読んでください。

目 次
第1章 過去生の記憶
第2章 「生まれ変わり」のしくみ
第3章 死者とのコミュニケーション
第4章 「死後の生命」を科学する意味
第5章 「生まれ変わり」の生きがい論