第2章 お任せの世界

3.因果律を知る

(1)カルマとは

神は法則であると書きました。
このように神は、 宇宙を法則によって支配しています。
物質界、霊界を含む宇宙には、 沢山の法則があります。
物理法則、 運動法則、 天体の運行の法則、 自然法則、 肉体に関わる法則、 霊と肉体に関係する法則などです。

これらの法則の中で我々人間の魂の向上に深く係わっている法則が因果律(原因結果、因果応報)の法則です。
この因果律とは、 自分が思考した、 行為をした、その結果は必ず生じてくるという法則を言います。
それも機械的な正確さで生じてきます。
この因果律からは誰一人として逃れることはできません。

人間は生きている限り、何らかの過ちを犯すものです。
人間は、 霊的真理を知らず、何が正しく何が間違っているかを知らないのですから、霊的法則からはずれた行為をするのは当然のことなのです。

しかし、 霊的真理を知っている、知らないに関係なく、その思考、行為の結果は必ず生じます。
そしてその生じた結果の責任は本人がとらなくてはならないのです。
その結果を「カルマ、業、メグリ」といいます。
このカルマには、 今生に生じたものだけでなく、 前世に生じたもの、さらに類魂のもの、先祖のものも含まれます。

(2)カルマの解消

このカルマは、 自分で作り出した結果、或いは自分に縁のある魂が作り出したものですから、 自分が責任をとるものなのです。
親が悪いとか、 誰かが悪いとか他人のせいにすることはできないのです。
このカルマの働きとして、 世間でいうところの「悪いこと」、つまり損をすることや、病気をすること、怪我をすること等が起こるのです。

しかし、 「悪いこと」が起きた結果、 そのことに関係したカルマは解消します。
だから「悪いこと」が起きると、自分が浄化されるのですから感謝の対象となるのです。
そして、浄化が進むと神々の支援が受けやすい状態になります。

◎カルマの掃除の例

過去のアカ(いわゆるカルマ)には、新しいものと古いものがあります。
新しいものには、現世で作ったカルマや現世で受けた生霊等があります。
これらは、表面に表われているので割合早く浄化できます。

しかし、その人の古いカルマ、家に関するカルマ、前世の生き霊等は深く何層にも潜行していて、なかなか出にくいので、浄化するには時間がかかります。
ですから初期の段階で浄化できるのは、外側に表われているもの、最近のものになります。

このように、浄化するために「(自分に都合が)悪いこと」が起きるのですから 「神様これらの悪いことから私を護って下さい、無くして下さい」
とお願いすること自体が無理なお願いなのです。
神様でさえこの「悪いこと」を完全に無くすることは出来ません。

それは神が自ら創った法則を、自ら破ることになるからです。
しかし、「大難」を「小難」にすることはできます。
つまり、本来はもう少し大きな現象が起こるはずのところを、小さな現象に押さえることはできます。
だから神々にお任せすること、神の援助を受けるようになることが大切なのです。

◎大難を小難の例

ある人が高速道路を走っていて、前の車をよけようとして道路の壁にぶつかりました。
つまり、いわゆる自爆したのです。
そして、車は当然、滅茶苦茶に壊れ、使用不能の状態になりました。
しかしラッキーなことに、本人には怪我一つ無かったのです。
このような時、あなたはどのような反応をしますか?

「怪我をしないで良かった」思いますか?
それとも「何で私がこのような事故に遭うの?」と思いますか?
その人は「いつも神様にお祈りしているのにどうして……?」と言いました。
その人にはこんなメッセージがありました。

「本来は大怪我をしているところを、この程度に押さえたんだよ」と。
「感謝の気持ちが足りないよ!」と。
このように、日頃神とつながりをもっている人には、何らかの、神からのお助けがあります。

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