第3章 霊的障害の解決

2.除霊と浄霊

除霊、浄霊とは、何となく同じように聞こえますが、根本的に異なります。

(1)除霊とは

除霊とは霊を取り除くことです。
これは人間に憑依していた霊を取り除くだけなので、憑いていた霊はまた浮遊霊に戻り、その人や他の人に憑依する可能性があります。

(2)浄霊とは

浄霊とは、憑依した霊を諭し、その霊が行くべき世界へ案内をすることです。
つまり、未浄化な霊を浄化させることをいいます。
浄化されて本来の世界である、幽界あるいは霊界に帰ったわけですから他の人に憑依することはありません。

このような除霊や浄霊は霊能者に頼めばできるのでしょうか?
原則的にはできません。
根本的な解決をしようとする人、そしてそれができる人はできる可能性が高いと思います。
でもそのような人は少ないようです。

一般的には、一時しのぎの除霊をしていることが多いようです。
それでは、根本的な意味での解決ができない場合が多いのが問題なのです。

◎お稲荷さんの話

ある町で道路を通る人たちが、転んだりして捻挫をしたりする場所がありました。
そこで調べてみると、そこには昔、お稲荷さんを祭ってあったそうですが、道路計画がもちあがり、その社をお稲荷さんの意向を聞かずに移転したのです。
そしてそのお稲荷さんの怒りが原因とわかったのです。

そこで、町の人がお稲荷さんの怒りを鎮めることをある人にお願いしました。
その時、その人はそのお稲荷さんに謝罪し、お土産(お酒、油揚げ)を持たして稲荷社に凱旋していただきました。
その後はそこで怪我をする人はいなくなったそうです。

人間の都合により稲荷神社から勧請してきて、その後、子孫達が面倒をみない、感謝をしない、勝手に稲荷社を取り壊すと、そのような不義理に怒ってその人達に霊障を起こすことが多いようです。
気をつけましょう。
反対に、力添えに感謝し、それを形に表し、役目が終わったら凱旋して頂くと、彼らは義理堅いのでその後も必要な時は援助してくれます。

◎地縛霊の話

ある人が借りている事務所に霊が出るので浄化して欲しいと頼まれました。
その霊とは、その家の娘さんで、他家に嫁いで亡くなった人だとわかりました。
しかし、その時には既にその人の家族は住んでいませんでした。
でも、その娘さんはその家に強く執着があったようです。
自分が育った家であり、色々な思い出があったからなのでしょうか?
そしてそれ故にその家に縛られていたようです。

浄化している間にこんな現象がありました。
その家は二階建てで、家の窓とか、玄関の戸とかは閉まっているはずなのに、二階から風が吹いてくるのです。
そして、あちこちで何かがガタガタ鳴っているのです。
不思議なことがあるものです。
その霊に、ある人が「あなたは死んでいること、もうあなたの家では無いこと、早く本来の行くべき所に帰るよう説得しました」がなかなか納得しません。
しかし、供養し、説得するうちにやっと納得して帰って頂きました。

◎霊のたまり場

ある人がお寺の近くの土地を買い、家を建てたとの事です。
そこに住む人で霊的に感じやすい人は体調を崩しました。
さらに、その家には2匹の犬がいましたが、その犬たちが毎日おびえているというような状態が続いているのだそうです。
そして、憑依されている時は犬の目が釣り上がっているそうです。

このような場所にはできるだけ住まない方が無難です。
なぜならこのような土地の場合、霊的な根が深いので、浄霊をしてもきりが無いそうです。

次は、 「3.除霊、浄霊の意義」