第1章 人生を生きる
9.運命と宿命とは
一般的には、運命と宿命をゴチャゴチャにして混乱しています。

(1)運命とは
運命とは、自分が生まれてくるときに描いてきたラフな設計図と考えられます。
だとしたら、運命はある程度は方向が決定していますが、その具体的な内容には幅があります。
つまり変えられる余地があるのです。
ただし、それは良くも悪くもですが……。
ですから運命はその人の心がけ次第で良くも悪くもなっていくものなのです。
大きくも小さくも、薄くも厚くも……。
このように運命は自分で切り開くことができるものなのです。
(2)宿命とは
宿命とは、日本に生まれたこと、男或いは女に生まれたこと、何々家に生まれてきたことなど、変えることができないものです。
しかし、この宿命も生まれる前に自分で決めてきたことです。
だから文句を言ってもしょうがありません。
この変えられないことであるにも関わらず、それを変えようと努力している人が大勢います。
それは無駄な努力といえます。
どうせ努力するなら変えられるものを対象にすればいいのに……。