第1章 人生を生きる

8.死とは

人間は必ず寿命がきて現世からいなくなります。
つまり死にます。
この死についてあなたはどのように考えますか?
恐いものですか、嫌なものですか?

(1)人生を充実して生きる

魂は死ぬことはありません。永遠に生き続けるという前提があります。
しかし、この世は変化していく、限りある物質の世界です。
この世で長生きしてもせいぜい100年です。

だから魂の観点からすると、 あっという間に終わる短い旅なのです。
この短い旅を充実して生きるなら、どのように考え、何をすればいいのでしょうか?
この短い旅を充実して生きるためには、常に死を見つめて生きることです。
この旅が、終わりのある旅、 限りある旅であることを前提として生きることが大切です。

そしてこの世の旅を精一杯に充実して生きてあの世に帰るのです。
あの世に帰るときには、全てを失うのではありません。
この世的なもの、財産や現世の地位や名誉などは持ち帰ることはできません。

なぜなら、それら物質的なものは物質界の方便であり、あの世では何の役にも立たないからです。
しかし、持ち帰れるものがあります。
それは、この世で経験した感動と喜びです。
人生の中で何を喜び、 何に泣き、そして何に気づいたか、それが大切なのです。

ですから、毎日の生活で自分をみつめ、自分の感動と喜びに気づくことに集中できれば、 毎日が充実し、さらに幸せを感じて生きられるはずです。

(2)死を受け入れるには

我々この世に生きているものにとって、死を受け入れることは難しいことです。
なぜなら、世の中の大多数の人が死を恐いもの、嫌なものとしてとらえています。
そして、我々はこのような情報により常に洗脳されているからです。
しかし、死はそのようなものではありません。
人間は単にこの世に、物質世界について経験をしに来た旅人なのです。

一般的に、死にたくない理由には、この世にやり残したことがある、 まだ経験を積みたいという気持ちがあります。
これは現世だけで終わることを前提とした考えです。

だから、 このようなさまざまな苦しみや不満、執着があることでしょう。
しかし人間の本来の幸せは、あの世にしかないのです。
いま生きていると思っているこの世は、あの世から見ると死の世界です。

このように死を見つめない限り、 人は充実した生を得られません。
生きることの真理、 意味を知り、そして死ぬことの意味も知れば、どんな安らぎも、 苦しみも、 意味あることとして受け入れることができます。
そしてその積み重ねが必ず、人生への感謝、 充実、 喜びへと繋がっていくのです。

このように、大人の魂でなければ、 霊的真理は理解出来ないのです。
このように、死を受け入れるには、自分がこの世で生きることの本当の意味を知り、死ぬ事の意味も知り、充実した人生を歩むように努力することが大切なのです。

(3)自殺について

人生を生きていくのが苦しいと言って自殺をする人がいます。
この自殺をすることは、死後どんな影響があるのでしょうか?

人間には寿命が定められていることを書きました。
しかし、自殺をするということは、寿命に逆らって命を縮めることです。
この世の者は自分の寿命を決めることができないにも関わらずです。

だから自殺することは誤りであるといえます。
一般的には、自分の弱さから自殺する人が多いです。

例えば、商売が上手くいかない、人間関係が上手くいかない等の理由で自殺するケースです。
これは、現世における財産や地位などを失うことへの恐れや恐怖心、 心の弱さのためのもがきなど物質欲に苦しんでの自殺です。
この自分の人生から逃げるための自殺です。

このように折角生かして頂いている人生を自分で終わらせることは一番罪が重いのです。
最近は、憑依による自殺も増えています。
憑依による自殺も自分の中に自殺したいという願望があるので同じような霊に憑依されるのです。

では、自殺した結果はどうなるのでしょうか?
自殺者は、 死んでから、 生きている時以上の苦しみが待っています。

その理由は、死んでも生きていた時に持っていた悩みや苦しみなどからの呪縛が解けないからです。
肉体を持って生きていれば、その呪縛を解消することが可能ですが、肉体を持たずにその呪縛を解消することは非常に難しいからです。

その結果、いつまでも呪縛され、進歩が遅れることになります。
そしてこの自殺者たちの魂が自殺願望の人に憑依して自殺者を増やしていくことにもなります。
だから人間は、どんなに苦しくても、肉体を持って修行すること、生き抜くことに意義があるのです。

「他力チェックシート」 へ

次は、 「9.運命と宿命とは」