第1章 人生を生きる

6.病気や怪我とは

次に病気の意味について見ていきます。

(1)病気の意味

人間はこの世に生まれる時、必ずあの世に帰る時期を知っています。
いわゆる寿命を魂のレベルでは知っているのです。

だから人間は、寿命が来てあの世に帰ることはあっても、病気が原因で死ぬことはないのです。
それでは何故病気になるのでしょうか?
病気になる原因にはこのようなものがあります。

  • あの世に「帰る」ために。
  • 残っているカルマを解消するために。
  • 自分の魂の反応を肉体に表わすために。
    魂の反応としての病気には、怒りや悲しみを貯めることによる病気もあります。
    肉体は心の痛みに反応し、病気として表現します。
    例えば、悦楽に走れば精神の病気として、思い悩みが、 不満が強ければ腫瘍として表われます。
  • さらに、上記の条件が幾重にも重なり合って病気になる場合もあります。

(2)病気は災いか?

人間は、病気になると病気は災いと思い、すぐに治ることを望みます。
そのために医者にかかります。
病には苦しみが伴いますから誰にとっても嫌なことには違いありません。

コマーシャルでは、「癌と闘おう」 「闘病生活」などと表現します。
癌と闘うなんて、そんなことができるのでしょうか?
自分が作ったものと闘ってどうするのですか?

自分を愛さなかったが故に、魂が病になったがゆえに肉体に表われた病、それを忌み嫌ってどうするのですか?
自分が原因を作ったことを認め、その原因を取り除くために努力することが必要なのではないでしょうか?
自分が自分自身を本当の意味で愛することが必要なのではないでしょうか?

病を忌み嫌う理由は、病にある自分の姿を惨めと思い呪っていることにあります。
つまり外見的な視点、物質的視点でしか観ていないのです。
病とは、 自分の魂の歪みを肉体を使って知らせている現象です。
その知らせに気づこうともせず、その姿を呪うのはまことに愛なき考えの表われです。

病気と思っているうちは、 もがき苦しみます。
そして、それでもどうにもならなくなったと時に初めては、自分の考えの間違いに気づきます。
その時が自分の魂の歪みを修整するチャンスなのです。
この世的に優秀な医者にもかかり、最大限努力し、どうにもならなくなった時が……。

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