第1章 人生を生きる

5.親子関係とは

つぎに、親子関係とはどういうものかについて考えましょう。

(1)親子とは

最近世間では、親子関係が壊れてきているという話がいろいろありますが、あなたのところはどうですか?
子供達と、或いはこの子供とうまくいかない……。
自分なりに努力している、 でもうまくいかない。

何故だろう?
このように世の中には、様々な葛藤で悩んでいる親子関係が多くあります。
その原因は何どんなところにあるのでしょうか?
ところで、 もともと親子とはどんな関係なのでしょう。

親がいて子供がいます。
一般的には、子供は親を選べない、親も子供を選べないというのが前提になっています。
果たしてそうでしょうか?

実は子供は、自分が学ぶために、向上するために一番適していると思う親を選んで生まれてくるというのが真実です。
さらに親も、生まれてくる子供を選んでいて自分の子供として育てることを承認しているのです。
配偶者、 子供などの関係になる人は、生まれる前から知っている仲間なのです。

しかし、魂のうえでは他人であり、他の類魂、異なる仲間の魂なのです。
もちろん、 今の時点ではそんなことは忘れています。
しかし、親子とはいえ、それぞれが違う類魂なので、まことの親和性を持つことが難しいのです。

(2)親子間のもめ事

親と子供のもめ事は世間には多々あります。
親が子を殺したり、その反対のケースも沢山あります。
なぜそのようなことが起こるのでしょうか?

理由の一つは、親は子供を育てているうちに、自分の所有物と勘違いすることが多いからです。
小さいうちは、子供は親の庇護のもとでしか生きられません。
しかし、自我が目覚め、大人になると子供は親の言うとおりにはなりません。
でも親は何時までも自分の子供だと思い、自分の言うとおりに動くと勘違いし、子離れもできません。

このようにお互いに甘えや依存心を持っていること、相手に期待し甘え過ぎることが親子間の葛藤の原因になることもあります。

(3)逆縁の関係

次に、今生で親子、兄弟姉妹と生まれても、 必ずしも過去生において、あなたとの関係がうまくいった人たちばかりとは限りません。
逆縁というのもあるのです。

逆縁というのは、 過去生においてカタキ同志だったり、 殺し合った仲だったりし、うまくいかなかった関係です。
だから当然お互いの関係は難しいのです。
何故そのようなことが起こるのでしょう。
それは深い意味があります。

今生で、家族の様々な我良し同士の争いの中で、そのマイナス面を解消できれば、 お互いに許し合えれば、 お互いに成長することになります。
つまりお互いのカルマの解消につながるのです。
そのために難しいことを知って、敢えて親子として選んで生まれてきているのです。

このように困難、 苦難が起こるには意味があるのです。
難しい条件の中で、相手を本当に愛することができれば魂は向上します。
子供がいなければ親にはなれないのです。

つまり親としての経験を積めないのです。
このように親子の関係も、お互いが向上するためにあるのです。

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