第5章 高級霊と低級霊
2. 低級霊
問題となるのは、中級より低い自然霊です。
一般的には、自然霊は神の使いであり、人の生業をみてくれますが、人間が感謝の心を忘れるとこれらの霊は怒り出します。
彼らは、人間に大事に扱われているうちは面倒を見てくれますが、おろそかにされると低級化していく傾向があるのです。
そして、低級化すると元の神との繋がりも薄れていきます。
すると人間に都合の悪いことを起こします。
例えば、狐憑きと呼ばれる現象も起こします。
これは、低級自然霊と化してしまった狐が人間に憑依したときのことを言います。
この場合の狐とは、動物霊ではなく現世に姿を現したことのない自然霊です。
さらに、自然霊には情がありません。
それは肉の家族を持ったことがないので、情というものを知らないのです。
さらに人霊が低級霊となってしまったものもいます。
この人霊は、邪霊の誘いにすぐに乗ってしまう幼稚な霊、未発達霊です。
このような低級霊はなぜ存在するのでしょうか?
低級霊にも、存在意義があるのです。
我々人間は弱いもので、すぐ日常の誘惑に負けます。
低級霊は、我々の弱みをみつけ、その弱みに付け入ります。
そしてその誘惑に負ける人と、その誘惑に打ち勝つ人がいます。
その誘惑に打ち勝った人は、飛躍的な進歩をとげることになります。
このように低級霊は信念の弱い人に対する試金石としても存在するのです。

(1)低級霊集団
霊には、人間の発達と啓発のための仕事をしている集団があります。
この集団に対し、それを遅らせ挫折させようと邪魔をする集団もあります。
この邪魔をする集団には、悪意と悪智恵と欺瞞に満ちた霊や憎しみに煽られるもの、悪ふざけ程度の気持ちから加担している未発達霊の類もいます。
彼らは、霊界の高尚な喜びには何の反応も示さず、同類の地上の人間に憑依し、淫乱と情欲の満足を間接的に得ようとしているのです。
(2)邪霊集団からの攻撃
邪霊も原則として親和力によって引き寄せられます。
つまり悪は悪を引き寄せるのです。
例えば、好奇心ばかり旺盛で見栄っ張りで軽薄な人間の周りにも、同じような軽薄で見栄っ張りな霊が寄ってきます。
そして憑依し、その人間に色々な影響を与えます。
一般的には、純粋無垢な人間が攻撃されることは少ないのですが、例外的に攻撃される場合があります。
そのような場合はその人にとっての試練である場合もありますが、邪霊集団の策謀である場合もあります。